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ロック板・フラップ板とは?どのような駐車場におすすめなのか詳しく解説!

ロック板・フラップ板とは

フラップ板式のコインパーキングが近年、多くの駐車場経営者から注目されている理由は何でしょうか。それは、駐車スペースの効率的な運用、不正駐車の防止、土地の有効活用、人件費の削減など、フラップ板式駐車場の数多くのメリットが認識されているからです。

特に、駐車場台数が20台以下の小~中規模な駐車場や、狭い土地や形状が特殊な土地などゲート式が設置できない土地条件の場合、フラップ板式駐車場はその真価を発揮します。なぜなら、各駐車スペースごとに独立した制御が可能であり、また一つの出入り口で済むため、土地を有効に利用できるからです。

この記事では、パークエンジニアが提供するフラップ板(センターロック式とフロントロック式)の特徴、フラップ板式のコインパーキングが最も適している駐車場の規模や条件、そしてフラップ板のメリット・デメリットを詳細に解説いたします。これからコインパーキング経営を始める方はもちろん、既に運営している方にも、駐車場運営をさらに効率化するための貴重なヒントが詰まっています。ぜひ最後までお付き合いください。

 

パークエンジニアのフラップ版紹介(センターロックとフロントロック)

 

まず、フラップ板とは何かを理解するために、パークエンジニアが提供するフラップ板について説明します。フラップ板は、車両の出入りを制御するための装置で、コインパーキングの駐車スペースに設置されます。具体的には、車が駐車スペースに入るとフラップ板が上昇し、車が出ることを防ぎます。料金が支払われると、フラップ板は下降し、車両が出入りできるようになります。

フラップ板は、主に2種類あります。

センターロック

 

車両の中央部分をロックするフラップ板のことをいいます。
フラップ板が車両の中央部分、具体的にはフロントタイヤとリアタイヤの間に設置されます。この方式でロックすると、駐車した車は前後に動くことができません。そのため、無賃利用や不正駐車を防ぐ効果があります。また、センターロックは車両への影響が少なく、大体の車が利用できます。

フロントロック

車両の前部分をロックするフラップ板のことをいいます。
フラップ板がフロントタイヤの前に設置されます。この方式でロックすると、駐車した車は前進することができません。これも同じく無賃利用や不正駐車を防ぐ効果があります。しかし、フロントロックは車種や車両の設計によっては使用が難しい場合もあります。例えば、車両の前部分が低いスポーツカーや特殊な形状の車両では、フロントロックが当たってしまい、適用できない可能性があります。

 

両者とも一長一短があり、駐車場の特性や駐車させる車両の種類、周囲の環境などによって適切なロック方式を選択することが重要です。また、設置や運用に関しては専門的な知識が必要なので、信頼性の高い駐車場機器メーカーに相談することを推奨します。

 

ロック板・フラップ板式のコインパーキングは何台までの駐車場におすすめ?

まず、ロック板・フラップ板式が向いているケースを挙げてみましょう

小規模から中規模の駐車場

1台から20台程度の駐車台数に最適です。導入コストを抑えながらも確実に車両の管理が可能です。

土地面積を最大限に活用したい場合

狭い土地や奇形の土地には、ゲート式よりもロック板・フラップ板式が適しています。各駐車スペースにロック板・フラップ板を設置することで、土地面積を最大限に活用することができます。

無賃利用や不正駐車が気になる場合

各駐車スペースに設置されるロック板・フラップ板が、車両の動きを制限し、料金未納や不正な利用を防止します。

一方、ロック板・フラップ板式が向かないケースもあります

大規模な駐車場

ロック板・フラップ板式の駐車場は各スペースにロック板またはフラップ板を設置するため、駐車場の規模が大きいほど設置コストや管理・維持の労力が大きくなります。例えば、100台規模の駐車場では100台分のフラップ板を設置・管理する必要があります。一方、ゲート式の駐車場では出入口に1組のゲートを設置すれば良いので、規模が大きくなっても設置・管理コストはそれほど増加しません。

車両の出入りが頻繁でスムーズな処理が求められる場合

ロック板・フラップ板式の駐車場は、車が駐車場に入るときにフラップ板を上昇させ、車が出るときにフラップ板を下降させる必要があります。この操作には少なからず時間がかかり、特に出入りが頻繁になると、フラップ板の操作による待ち時間が蓄積し、駐車場の流れを滞らせる可能性があります。これに対して、ゲート式の駐車場ではゲートの開閉が比較的迅速であり、多くの車両の出入りをスムーズに処理できます。

それぞれの駐車場の状況や目的により、適した駐車場形式が異なるのです。あなたの駐車場がどんな状況にあるのか、しっかりと見極めて選択してみてくださいね。規模や土地の状況、または運用上のニーズに応じて適切な選択をすることで、より良い駐車場運営が可能になります。

 

ロック板・フラップ板のメリット

駐車場経営において、ロック板・フラップ板の利用は欠かせません。
特性を理解し、適切に利用することで、そのメリットを最大限に引き出すことが重要です。

効率的な駐車スペースの運用が可能

ゲート式駐車場では、ゲートを開閉するために必要なスペースと、車がゲートを通過するための適切な間隔が必要となりますが、フラップ板式駐車場では、各駐車スペースに個々のフラップ板が設置されており、駐車場の出入り口が1つで済みます。
そのため同じ面積の土地でも、フラップ板式の駐車場の方が多くの車を収容することが可能になります。

車両の無賃出庫や不正駐車を防止できる

フラップ板は車両の出庫を制御し、料金未払いの車両が出庫するのを防ぎます。これにより、運営者は無賃出庫や不正駐車を防ぐことができ、運営コストを抑えることができます。

自動化による人件費の削減

フラップ板とその制御システムは自動化されており、人手を必要としません。その結果、人件費が削減され、運営コストが抑えられます。また、自動化により、24時間運営が可能になるため、収益機会も増加します。

フラップ板・ロック板に変えての売上が上がった事例

10年以上ゲート式の時間貸し駐車場運営をされてきた地主様から機器が古くなったため新しい機械に入れ替えたいと相談を受けたことがありました。

運営されている土地はそこまで大きいわけでもなく、駐車場台数も15台ほどのため、ゲート式ではなくロック板・フラップ板での更新を提案させていただきました。

狭い駐車場に対して幅をとっていたゲートを取っ払った結果、

・駐車場台数が15台⇨18台に増加し、売上UP
・車道が広くなり、入出庫がスムーズになる

など収益改善に大きく貢献することができました。

このように、適切な条件でフラップ板を採用することで、効率的な駐車場運営が可能となります。

 

ロック板・フラップ板のデメリット

ロック板・フラップ板を活用することでメリットがある一方で状況によってはデメリットになるケースがあります。

設置に専門知識必要

ロック板・フラップ板の設置は専門的な知識を必要とします。適切な位置や角度で設置するためにはプロの助けが必要となる場合があります。

故障時の対応

ロック板・フラップ板が故障した場合の対応が必要となります。定期的な点検や保守が必要となることもあります。

地形への対応

フラップ版は地面と水平に設置する必要があるため、地面の微妙な傾斜や凹凸には対応が難しい場合があります。

初期投資費用

ロック板・フラップ板の導入には、もちろん設備費用など初期投資が必要となります。

以下フラップ板の価格相場と弊社パークエンジニアでの提供価格となります。

センターロック フロントロック
パークエンジニア 89,000円~ 80,000円~
他社価格相場(参考価格) 120,000円〜250,000円 150,000円〜250,000円

 

パークエンジニアではセンターロック、フロントロックともにリーズナブルな金額にて提供しております!
詳しくはこちらをご覧ください。

コインパーキング機器のご紹介

これらのメリットとデメリットを理解し、あなたの駐車場がどのような状況にあるかを考慮して、ロック板・フラップ板の導入を検討することが重要です。

 

まとめ

今回は、コインパーキング運営で大きな役割を果たす「フラップ板」について、メリット・デメリット、そしてパークエンジニアのフラップ板(センターロック式とフロントロック式)について解説しました。フラップ板は、その土地や駐車場の規模、出入りの頻度など、さまざまな要素によってその適用が変わります。

フラップ板が効果を発揮するケースでは、駐車スペースの運用効率を上げ、無賃利用や不正駐車を防ぐなど、コインパーキング運営をより安全かつ効率的にするための一役を担います。

一方で、初期投資のコストやメンテナンスの手間など、フラップ板を設置する際のデメリットも理解することが重要です。

最後に、コインパーキング運営は「フラップ板」だけに依存するものではありません。土地の条件、駐車場の規模、利用状況など、多くの要素を考慮に入れて、最適な運営方法を選びましょう。


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