コラム

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2022.05.11

駐車場に設置しなければならない消火設備とは?

駐車場には消火設備設置義務がある

 

消防法施工令で示されている防火対象物には駐車場も含まれているため、規定に則って消火設備を設置しなければなりません。

具体的には消防法施工令の第10条と第13条で次のように定められています。

設置の条件 設置しなければならない消火設備
1Fで床面積が500m2以上の駐車場 ・水噴霧消火設備

・泡消火設備

・不活性ガス消火設備

・ハロゲン化物消火設備または粉末消火設備

地階または2F以上で床面積が200m2以上の駐車場
屋上で300m2以上の駐車場
収容台数が10台以上の機械式駐車場

 

消防法の命令にもし違反した場合、違反内容に応じて懲役、罰金、過料、使用停止、禁止、制限などの罰則が適用されるため注意しましょう。

罰則についてもっと詳しく知っておきたい人は、一般社団法人日本消防設備安全センターのホームページから内容を確認してみてください。

 

参考:e-GOV法令検索「消防法施工令」

参考:一般社団法人消防設備安全センター 違反是正支援センター「刊行物」

 

駐車場に設置する消火設備について

 

駐車場に設置しなければならない消火設備は5種類ありますが、それぞれ消防法施工令で技術上の基準が定められています。

消火設備の種類 消防法施工令の技術基準記載箇所 概要
水噴霧消火設備 第14条 散水して火災を消し止める設備
泡消火設備 第15条 消火用の水に泡消火薬剤が混ざっていて放出される時に空気を吸い込んで泡となり火を覆って消化する設備
不活性ガス消火設備 第16条 防護区画内に消火剤を放出し酸素濃度を下げて消火する
ハロゲン化物消火設備 第17条 燃焼の連鎖反応を抑制する負触媒効果によって消火する
粉末消火設備 第18条 燃焼の連鎖反応を抑制する負触媒効果によって消火する

それぞれの消火設備についてもっと詳しく知りたい人は、一般社団法人日本消火装置工業会のホームページで確認してみてください。

参考:e-GOV法令検索「消防法施工令」

参考:一般社団法人日本消火装置工業会「消火設備とは」

 

<h2>まとめ</h2>

 

駐車場には消防法施工令で消火設備を設置しなければならないことが定められており、お客様の安全を守るためにも技術基準に合った設備を設置することが大切だと言えるでしょう。

この記事も参考にして、駐車場の消火設備への理解を深めてみてください。


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