駐車場の種類とは？新しい技術も含めて詳しく解説

基本的な駐車場の種類について

基本的な駐車場の種類は次の3つです。

・平面式駐車場
・機械式駐車場
・自走式駐車場

平面式駐車場は屋外の地上にあり地面は砂利かアスファルトのどちらかが敷設されている駐車場を指しますが、車を動力で移動させ、複数の階層へ車を立体的に格納できる機械式駐車場や、運転して出入りのできる自走式駐車場は近年さまざまに進化してきているため、それぞれの特徴をご紹介します。

機械式駐車場

多層循環方式・水平巡回方式・エレベータ方式・平面往復方式・二段方式・垂直循環方式・多段方式の機械式駐車場においては狭い土地により多くの自動車が駐車するための工夫が施されているだけではなく、車いす使用者対応の審査・証明を受けている駐車場が含まれています。
2000年に施行された交通バリアフリー法と、2015年に改正された駐車場法に基づいて公益社団法人立体駐車場工業会が認証・審査・証明を進めてきましたが、2021年は年間23件が新しく証明を受け、少しずつ車いす使用者にも優しい駐車場の普及が進んでいるのです。

参考：公益社団法人立体駐車場工業会公式ホームページ

自走式駐車場・フラット式

自走式駐車場におけるフラット式のタイプはフラットな駐車場と専用のスロープを組み合わせて作られているため、幼児・高齢者・車いす利用者に優しい作りとなっています。
近年一般社団法人日本自走式駐車場工業会では自走式駐車場について、屋上を通常時は屋上・壁面緑化などを用いた公園、非常時は地震・津波・洪水などに強い避難所として幅広く使用することを提案していますが、フラット式の駐車場は大人数を収容できて移動しやすいスロープもあるため、このような活用に向いていると言えるでしょう。

参考：一般社団法人日本自走式駐車場工業会公式ホームページ

まとめ

駐車場の種類には平面式駐車場・機械式駐車場・自走式駐車場の３種類があり、それぞれが新しく制定された法律や時代のニーズに合わせてさまざまな形に進化し続けていることがわかりました。
駐車場の経営を目指すなら、技術の発展やニーズの変化に伴いこれからも増え続ける駐車場の種類にぜひ注目してみてください。