コインパーキングの経営を検討しているけれど
相場がわからないので料金設定の仕方やどのくらいの収入があるのか
試算ができないとお困りの人はいませんか?
この記事ではコインパーキングの料金相場について詳しく解説します。
大手のコインパーキングサイトで20台以上の規模、
駅から500m圏内の昼間料金といったよく使用されそうなコインパーキングの条件で検索すると、
地域別の料金相場は次のようになります。
条件をある程度絞っているのにコインパーキングの料金相場には幅があるのが特徴的ですが、
どうしてこのような料金の違いが発生するのでしょうか。
その要因は大きく分けて2つあります。
1つめはコインパーキングの運営会社によって料金相場が異なるためです。
コインパーキングの運営会社では一般的には地域・ターゲット顧客・地形・面積・動線・競合などを
調査した上で稼働率が高くなりそうな料金を算出しますが、参考とする項目や算出方法も運営会社により違うでしょう。
また自営でコインパーキングを運営する場合でも試算は行うでしょうが、
その方法は1つではないためこのようなばらつきが生じます。
2つめは地域性が反映されるためです。
例えば駅などの町の中心地から離れるほど料金が安くなるのは同じでも、
東京と大阪を比較すると大阪の方が安価な設定となっているコインパーキングの数は多いのです。
コインパーキング経営において自分自身で料金設定を行う場合、
高い収益を求めて周辺相場に反した高い設定としてしまうと利用者を獲得するのは難しいのを覚えておきましょう。
コインパーキング料金の表示方法は3通りあるので、それぞれご紹介します。
➀昼間料金・夜間料金のみの表示で最大料金なしの場合
昼間は30分あたりの料金、夜間は60分あたりの料金を看板に表示するので、
利用者はそれを基に料金を試算できます。
➁昼間料金・夜間料金以外に最大料金(繰り返しなし)と表示されている場合
昼間は30分あたりの料金、夜間は60分あたりの料金を表示する以外に1度限り適用される最大料金を表示する形式です。
この場合最大料金の適用は1度限りで2日目以降は通常料金を支払う必要があるので、
長時間利用をあまりしてほしくない場合に有効と言えるでしょう。
➂昼間料金・夜間料金以外に最大料金(繰り返しあり)と表示されている場合
昼間は30分あたりの料金、夜間は60分あたりの料金を表示する以外に何度でも適用されるし亜大料金を表示する形式です。
利用者にとってメリットが大きい料金プランなので、土地を遊ばせておきたくない場合に有効と言えるでしょう。
コインパーキングの料金相場は運営会社によって試算方法が異なったり、
地域性が反映されたりしているため全国的に見てもばらつきが大きいですが、
周辺の相場を意識した料金設定を行うためにも知っておくことが大切だとわかりました。
土地柄に合った料金設定を行い、たくさんの人が利用しやすいコインパーキングを作ってみてください。