駐車場経営を始めるのであれば、しっかりと儲けを出したいですよね。
中には資金に余裕がなく、ギリギリの状態で経営を始めていくという方もいるかもしれません。
そんな中での経営では、絶対に損益は出したくないところです。
赤字を出さずに、経営初心者でも上手に駐車場運営をしていくために
知っておきたいコツをご紹介していきます。
自社がどの事業で、どれくらい儲けているか、あるいは損失を出しているかが
明らかにすることが重要です。
つまり、事業の利益を知ることが大切です。
それは、損益計算書(PL)で把握することが可能です。
損益分岐点よりも売り上げが出れば黒字、下回れば赤字となるということです。
利益は売上高-費用で算出できます。
売上高と費用が同じ金額になるラインを把握しておくことで、
駐車場経営をしていて利益が出るかどうかが掴めるということになります。
支出する金額を引き下げることで、損益分岐点の設定を最適化できれば、
利益を確保することが可能です。
損益分岐点を引き下げるためにできることは、
・諸費用を減らす
・売上をアップさせる
のどちらかとなります。
売上を増やしたいのはもちろんですが、すぐに出来ていれば悩むこともないと思うので、
まずは現在かかっている諸費用を見直していくのがおすすめです。
具体的に取り組める方法を見ていきましょう。
〇初期費用を少なくしておく
駐車場経営は初期費用が余り掛からないところが最大の利点です。
ここを大きく節約しておくことで、その後の回収が楽になるかが決まります。
元手をなるべくかけなければ、回収していく費用は少なくて済み、利益が出ていきやすくなるので、効率的になりますよね。
〇固定費を減らす
駐車場の場合固定費用というものは余りかかりませんが、街灯を必要以上に照らしたり、駐車場の整備にこだわったりとしていると、修繕費用や維持費がその分掛かってきてしまいます。
設備も必要最低限のものにしておくことが重要です。
駐車場経営で赤字ばかりを出してしまったという場合の共通点は「調査不足」です。
・需要の調査不足
・強豪の調査不足
・料金設定の調査不足
・管理会社の調査不足
などが挙げられます。
駐車場経営は近隣のライバルとの価格競争が勝負となるので、
入念に調査を行ってから経営を始めるようにしていきましょう。
また、駐車場経営でネックとなるのが固定資産税です。
駐車場は住宅のように特例で負担額を減らすことが出来ないんですよね。
「思っていたより高額だった!」なんてことにならないように、
出ていく費用もしっかりと把握しておくことが大切です。
駐車場経営で失敗しないためには、充分なサーチ力と損益分岐点を把握しておくことです。
駐車場経営で得られる収益から固定資産税や管理費、修繕費などを差し引くと、どのくらい手元に残りそうなのか、飛びつかずによく算出をしていきましょう。
他の事業と比べて多額ではありませんが、それでも初期費用は駐車場経営でも掛かるものです。
初期投資額を何年で回収できるのかも計算して、赤字を出さずに経営していけそうなのかをじっくりと事前にシュミレーションをするのが失敗しないための秘訣となります。