有効的な土地活用といえば、駐車場経営として「月極駐車場」が選択肢に挙げられます。
空いている土地に砂利敷きすればすぐに始められると言われていますが、準備することはあります。
では早速、月極駐車場を経営するまでの手順を見ていきましょう。
月極駐車場を経営するまでに5つのステップがありますので、余裕を持って準備しましょう。
駐車場にする土地に建物がある場合は、解体業者に解体を依頼して、駐車場用地として整備します。
更地に砂利を敷いたり、アスファルト舗装をして地面の整備する方法があります。
駐車場に車止めと駐車場の区画のライン引きをして隣との境界にフェンス、看板を設置しましょう。
水銀灯などのライトを設置すると防犯対策に役立ちます。
車道と前面道路に段差がある場合は、車の進行を円滑にするのが切り下げを設置すると良いでしょう。
ただし、道路に作業をする切り下げ工事の場合は、地方自治体への申請が必要となります。
月極駐車場を始めるための行政上必要な申請はありません。
建物の取り壊しから駐車場経営を始める場合は、建物滅失登記の申請義務が必要です。
駐車場の整備を終えて、申請が必要な人は許可を得たら、月極駐車場の利用者を募集しましょう。
駐車場に看板の設置をしたり、SNSで知らせたり、チラシ配りする方法があります。
タウン情報誌に掲載したり、専門業者に依頼をすると広告宣伝費がかかりますが効率的です。
月極駐車場の利用者が決まったら、賃貸契約書を作成してください。
管轄の警察署の基準に合わせて車庫証明証も作成して利用者に渡しましょう。
不動産業者に管理を委託する場合は、契約書の作成・契約の代行をお任せできます。
月極駐車場にお客様が入ったら、駐車場の草むしりやゴミ拾いなどの掃除やメンテナンスを行います。
利用者からの入金を管理して、未入金や滞納があった場合は督促状を作成して知らせます。
駐車場経営は簡単に見えますが、不正駐車、利用者同士のトラブル、車に排尿される被害などが発生することがあります。
近隣から車の音がうるさい、人が集まって騒いでいる、といったクレームが来ることもあるので迅速に対応しましょう。
月極駐車場の運営・管理は思ったよりも大変そうだと感じたら、管理会社に依頼すると一気に業務を引き受けてくれます。
駐車場用地として地面を整備したり、利用者の募集、契約、その後の管理と業務を一括で請け負ってくれます。
オーナーは賃料をもらうだけで負担がほとんどないので検討してみてはいかがでしょうか?