コインパーキング・駐車場経営を始める際に、初期費用はどれくらい必要なのでしょうか?
結論から言えば、駐車場会社との契約条件によって大きく変わってくるので一概には言えません。
コインパーキングとして土地を貸す方式を取れば、初期費用ゼロでも始めることは可能です。
ここからは、一般的に駐車場経営を始める初期費用の項目や目安を見ていきましょう。
コインパーキング経営は自身で管理する方法と管理会社に依頼する方法があります。
ご自身で経営する場合は、契約するコインパーキング業者から機材をリースまたは購入して行うことになります。
業者や台数によって金額は変わってきますが、初期費用の目安は5台〜10台で約300万円です。
毎月の運営委託費用がかかりますので、それ以上の収益が見込める場合は、検討すると良いでしょう。
初めてコインパーキング運営をする場合、募集や管理・運営を全て自身で行うのは難しいかもしれません。
コインパーキング業者と契約すれば、整地や設備の設置、募集・管理・運営をお任せできます。
特に初期費用はなく、その土地の駐車需要に応じた固定金額の収入を得ることが可能です。
月極駐車場の場合は、管理委託または一括借り上げの方法があります。
月極駐車場はいずれの運営形態でも、初期費用は
オーナー負担となります。
更地の月極駐車場の場合は、砂利を敷いてロープで仕切っただけの資金ゼロでもすぐに運営可能です。
コインパーキングに必要な精算機やフラップ、看板などは必要ないので、低予算で済むのがメリット。
ただし、募集や管理・運営を業者に委託する場合は、月々の管理委託費用がかかります。
稼働率によって、収入が増減するリスクがありますが、一括借上すると、事前に決められた収入が保証されます。
駐車場経営をはじめる時に必要な初期費用は土地整備費、看板設置費、機器・工作設置費があります。
駐車場運営をはじめるために土地を整地し、アスファルトを敷いたりする費用です。
①残置物撤去費 実費
置物や雑草を撤去します。
②整地費用 1500円/㎡ ~
掘削、残土処分、砂利敷、転圧の作業。
③舗装費用
・未舗装は資金なし
・アスファルト舗装(耐久性10年程度)3000円/㎡ ~
・コンクリート舗装(耐久性20年程度)5000円/㎡ ~
④ライン引き 5000円/台
駐車マスを区画する。
⑤車止めブロック 6000円/一箇所
1箇所当たり2つ設置する。
⑥側溝敷設(排水) 実費
⑦重機運搬費用 5万円 ~ /回
駐車場に広告看板や料金表などを設置する費用です。看板の大きさ、高さにより料金は異なります。
・料金案内看板代 10万円
・約定看板代(照明付き、電源工事代込み)2万円
・満室表示機 20万円
・電飾看板 必要数に応じて
駐車場に料金精算機や監視カメラを設置する費用です。
・監視カメラ 1台万円~ リースは月5000円程度
・フェンス 2万円/m ~
・場内照明 1基3万円程度
・料金精算機 1台65万円
・精算用雨除けテント 9万円
・フラップ板 13万円/台